【読書記録】「気持ちが楽になる働き方」サラリーマンの悩みと解消のためのケーススタディが豊富です。

どうも、@jirosokuです。

今日は、kindleで「気持ちが楽になる働き方: 33歳 現役の大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。」を読みました。

著者の滝川徹さんは、「いつでもスタオバ」というタスク管理をテーマにした人気ブログを運営しています。

読書を通じて、最も刺さったのは「ネガティブな考え方は思い込み」というフレーズです。

自分の思い込みが正しいかどうかを検証するには「行動すること」が必要

滝川さんは、金融機関に勤めるサラリーマン。

社会人3年目あたりからは、資格試験勉強や読書を始めるなど自己研鑽に夢中になりはじめます。

時間を確保するためには、残業をせずに仕事を早く終わらせることが大事。

滝川さんは、周囲の目を気にせず、飲み会を断る、早く帰るなど自己研鑽の時間や家庭の時間を確保しようとし始めました。

18時になって同僚が残業をしようとしても、滝川さんは帰ることを決意し実行します。

このように、滝川さんは組織のなかで、他者からの見え方よりも自分の考えを貫くための行動をとるようになります。

そして次第に「他者は自分のことを評価していないのではないか?」と思い込むようになります。

僕がこの本を読んでいちばん心に残ったのは以下のフレーズ。

この仮説(ネガティブな考えは思いこみということ)が真実か、確認することです。

確認する方法はただ一つ、実際に自分が怖いと思うことをやってみるという「実験」をして、自分の考えが思いこみだったということを体感することでした

他者からの見え方を気にして、組織の中でがんじがらめになっている人は多いと思います。

例えば、「なぜ自分は評価されないんだろう?」、「自分は疎まれているのではないか?」というように。

さいごに-勇気を出して自分の考えを理解してもらうことが重要-

人が自分のことを「どのように考えているのか?」なんて話してみなければわかりません

注意すべきことは、会話することなく「あの人は自分のことをこう見ているはずだ。」と思い込んでしまうこと。

自分のネガティブな思い込みは、十中八九「真実ではない」のですが、毎日自分の心のなかで反芻されるのでいつしか自分だけが信じ込む「真実」となってしまいます。

一度こうなってしまうと、自分の思考や行動の幅を狭めてしまったり、会社で働くのがイヤになってしまいます。

重要なのは、他者としっかり会話することで、互いの考えを理解すること。

勇気がいるかもしれませんが、行動を起こすことが重要です。

滝川さんも他者の考えを確かめた結果、思い違いをしていたことに気づきました。

ここまで書いてきたように、それまでの僕は同僚から評価されていないとずっと思いこんできたわけです。

しかしまたまたこれは思いこみだったのです。

僕ははじめから認められていて、そのことにただ気づいていなかっただけでした。

本書では、滝川さんの残業削減のための施策や転勤先での苦悩など、「サラリーマンが抱く葛藤と乗り越えた実績」のケーススタディが多数記載されています。

組織で葛藤を抱きながら働くサラリーマンは必読です。

滝川徹さんの本「気持ちが楽になる働き方」

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