【読書記録】大竹啓裕の「ストックビジネスの教科書」 継続して収益を上げられる事業の作り方を理解できました。

どうも@jirosokuです!

今日は、ストックビジネスの教科書を読みました!

「ストックビジネスって何?」やフロービジネスとの違い、どうすれば労力を最小限にして収益を最大化できるのか等、個人事業主や独立開業されている方、新規事業担当者にとても有用な考え方です。

つまり、この社会で働く上でとても大事な考え方が詰まった本です。ちなみに、天狼院書店の三浦さんが編集で入っていて、とても読みやすくなっています。

僕なりに刺さったポイントを以下に紹介していきます。

この記事の目次

著者の紹介:大竹さんは貸し会議室で有名なアットビジネスセンターの社長

著者の大竹さんは、色々な顔を持つ実業家。

典型的なストックビジネスを展開するセコムや、ラーメン店のFC事業に参画したり、ストックビジネスの対極であるフロービジネスを手がけたりと、事業の酸いも甘いも知り尽くした優しそうなおじさんです。

大竹さんの公式HPより引用

趣味:街歩きと温泉。街のあちこちに隠れているビジネスヒントを探す遊びです。
夢 :起業支援から幸せな社長1000人が生まれること。
福島県出身 1963年生まれ
株式会社アットオフィス 代表取締役社長
株式会社ストック総研 取締役会長
大竹アンドパートナーズ税理士事務所 シニアコンサルタント
非営利一般社団法人ハラル・ジャパン協会 副理事長

こんな大竹さんが、たどり着いたビジネスの境地「ストックビジネス」とはどのようなものなのか?

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ストックビジネスとフロービジネスの違い

著書の中で、ストックビジネスを下記のように定義づけています。

1.「継続的に収入が入ってくる事業」
つまり、スポーツクラブやセコムの警備サービスのように、毎月一定額が安定的に収入となるビジネスを指します。

2.「その事業を売却できること」
つまり、自分が携わらなくても事業として成立し、売却できることを指します。

この2つを満たしたものがストックビジネスであり、逆にこの2つを満たせないビジネスは、フロービジネスです。

フロービジネスは、1.「収入がいつ発生するか不安定」であり、2.「自分が頑張らなければ事業として成立しない」という欠点を持ちます。1,2を満たす例は、カリスマ美容師がカット1回ごとに収入を得ることがあります。

そのカリスマ美容師は自分しか、サービスを提供できないので、自分ががんばって働き続けるしかありません。もちろんスキルを美容師から切り離して売却することはできないので、フロービジネスとなります。

ストックビジネスは継続的なチューニングが必要

著書の中では、ストックビジネスの見分け方や、フロービジネスをいかにストック性を高めるか?という論点について、厚く語られています。

圧倒的努力をして、どうにかストックビジネスを作り上げても、そこで終わりではありません。

ビジネスのサービスレベルを維持向上させ、カスタマーに継続してもらうために、メンテナンスが必要なのです。

ビジネスの収益は、「単価×顧客増加数×継続率」で決まります。この3つの指標を改善し続けることで、ストックビジネスは継続でき、安定収入を可能とします。顧客目線でサービスを改善しつづけること。ストックでもフローでも全てのビジネスで共通することなのですね。

さいごに〜身の回りのビジネスをストック性という観点で見てみよう〜

ストックビジネスについては、たくさんの知見があり、とてもまとめきれませんでした。本を読んでじっくり吸収するのが一番効率的で自分の血肉になりますので、事業に興味がある人は一読すべきです。

さいごに、本書の中で語られていた、かの有名な投資家「ウォーレン・バフェット」も投資先をストック性という観点で探しているといいます。

例えば、カミソリのジレット社。バフェット曰く、「インターネットが普及しても、大人の男は毎日ヒゲを剃る」とのこと。

この発想で事業を見てみると、ビジネスに対する新たな知見やビジネスチャンスが見えてくるでしょう。

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