【読書記録】ウメハラの勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」:やりたいことを見つけるための本

どうも@jirosokuです!

今日は、世界最強のプロゲーマー梅原大吾の「勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)」を読みました。

前にもウメハラとちきりんの対談本を読み、面白いと思い、ウメハラの一番有名と言われる本書を読んでみました。

※前回の記事はこちら

【読書記録】ウメハラ&ちきりんの「悩みどころと逃げどころ」 自分の人生を主体的に考えるための材料になりました。

2016/7/30

この本では、ウメハラがゲームとどのように出会い、どんな気持ちでゲームをやり続けたのか?どんな経緯でゲームを一時中断し、介護や麻雀など他の道に進んだのか?が語られています。

読み終えて感じたことは、働く人全てに読んで欲しいと思いました。どのように自分のやりたいことを探すのか?向き合い続けるのか?

僕なりに刺さったポイントを以下に紹介していきます。

著者の紹介:プロゲーマーウメハラ(梅原大吾)

※梅原大吾(ウメハラ):小学生の時から格闘ゲーム一筋で、14歳で国内最強となり、17歳で世界大会に優勝。学校は「寝るところ」で、都立高校卒業後はアルバイトをしながら格闘ゲームを続ける。23歳で一度ゲームの世界を離れたものの、28歳で復帰。翌年、アメリカの企業とプロ契約を結び、日本人初のプロゲーマーとなる。「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」としてギネスに認定されている。

やりたいことを探すために

父は、自分自身がやりたいことをやり切れなかったという無念と後悔から、 「もしお前が本気でやりたいことがあるんだったら、いくらでもサポートしてやるから、何か見つけて徹底的にやれよ!」  そんなことを言う親だった。ただし、その何かを勧めてくれることはなかった。  だから、僕は迷った──。

ウメハラはいまでこそプロゲーマーですが、子供のころは何がやりたいのかはっきりしていなかったようです。

周りの子供たちが野球やサッカーなど、ありふれたスポーツを始める一方、ウメハラはゲームを選びます。

しかし、そんなウメハラでも周りとは違い、ゲームをやり続けることに不安があったようです。

ひとりでゲームを続けているのは、寂しかったし、惨めな気持ちにもなった。いつも誰かに笑われているような気がして、堂々とすることができなかった。サッカーは別に嫌いじゃない。
だけど、そこで同じように、自分のやりたいことを押し殺してまで流行りのサッカーを始めたら、いまは楽しいかもしれないけれど、この先の人生、きっとすごくつまらなくなるだろうとも思っていた

ウメハラは自分のやりたいことは何か?やりつづけた結果人生どうなるのか?を徹底的に考え抜く性格でした。

だから、皆がやっているという安易な理由で選ばず、自分の夢中になれそうなゲームを選びます。

失敗していることが指標・自分が行動し続ける・変わり続けることが大事

ウメハラはゲームを選びました。じゃあ、僕たちはどうやって選べばいいのか?

やりたいことを見つけるために、やりたいことを見つけたあとに極め続けるために、何が大事なのか。

ヒントになりそうなことをウメハラは語ります。

失敗していることこそが指標になる  失敗を恐れずに行動しているかどうかは、自分がいま止まっているかどうか、前に進めているかどうかのいい指標にすらなると思う。
「成長していないかもしれない」 「プレイに変化がないような気がする」 「俺はいま止まっているかもしれない」
そう感じたら、すぐに変化の手を打つべき合図と考える。 変化と言っても、いつも大きな変化を求めなくていい。

失敗は気にせず、行動することが大事です。このようにして得られた経験から、「やりたいことの発見」や「更なる成長」につながっていきます。

自分にとって何がいいのか思い悩むだけではなく、まずは行動する、漫然と変化を待つのではなく、行動によって環境そのものを変えてしまうのだ。
とことん行動し、その分野で努力を怠らなければ、自分が本当は何がしたいのかということが少しずつ、でも確実に見えてくる。

失敗したとしても、経験は得られます。その経験から次の道を探すためのヒントを得ることができます。

僕も、多くの失敗を重ねてきた。ゲームに関してはほとんどすべての階段を登ってきたので、何度も間違った階段を登った。その階段の先が成功につながっていない間違った階段だ。
しかし、間違った階段を登ったと気がついたら、スタート地点まで引き返して、もう一度違う階段を登ればいいだけの話である。
一番良くないのは、どの階段を登ればいいか迷っている状態が延々と続くことだ。
階段の下で正解の道を吟味し思い悩んでいるだけの人間よりも、間違った階段でもいいからとりあえず登っている人間の方がはるかに上達が早いと思う。
間違った階段を登ること自体は、別に悪いことでもないし、無駄足にもならない。
階段を登れば、それが正しい階段であろうが、間違った階段であろうが、必ず何かが残る。間違った階段を登ったときに手に入れた経験値があれば、また違う階段を登るとき少しだけ登りやすくなる。

さいごに〜1歩ずつ着実に前に進んでいこう〜

世界一になった強さを持つウメハラでさえ、最初から自分の進む道を信じて、行動できたわけではない。

まずは、行動して失敗したらやり直す。このトライ&エラーを繰り返して、一歩ずつ着実に歩みを進めることが大事です。

仕事、遊び、生き方すべてに当てはまる考えだと思います。

この記事をシェアする!